ゼロの氷竜 三話
顔をしかめるような強い風ではなく、まどろみを誘うようなたおやかな風が吹いていた。 波立つ青々とした草原の上、中空に浮かんだ巨大な鏡。 傍らで唖然と口を開いた、頭髪のさびしい教師よりもはるかに大きな鏡。 木陰で本を広げていた、空色の髪の少女。そ…
ゼロの氷竜 二話
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